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あなたは解ける? ~正負のかけ算・わり算~

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さて、今日は久しぶりに、

数学のお勉強だ!

といっても、

決まりさえ覚えてしまえば、

そう難しくない。

 

では、その前に、

前回の復習だ。

+3-4

これをといてみよう。

・・・

さて、解けたかな?

忘れてしまっていたら、

解説を聞いて思い出してくれればいい。

部活や友達とのことが大事なときだってあるからな。

遊べるときに遊んでおいてくれ。

よし、それでは、解説だ。

まず、前回、こう書いた。

+は右へ
―は左へ

これだけ。

これを実践してみよう。

まず、+3だから、

-3、-2、-1,0、+1、+2、+3
                 ↑
この位置にある。

そこからー4だから、

左へ4つ移動する。

-3、-2、-1,0、+1、+2、+3
      ↑
と、この位置にきた。

ということで、

答えはー1.

これで、終了。

OK!簡単だったかな?

わからなかった人は、

もう一度、前回のところを見直しておいてほしい。

では今日のところへ入ろう。

今日はどんな問題を解くかというと、

1、 +3×(+2)
2、 ―2×(-1)
3、 -3×(+2)
4、 ―(-1)

という問題だ。

かけ算だな。

なんか、難しそう・・・って思って逃げようとしているそこの君!

最初にいっただろう?

ルールさえ覚えれば、簡単だって。

そのルールを書いておくから、

よーく覚えるように!

ルール(かけざん・わりざん)
その1 同じ符号同士は+になる
その2 違う符合はーになる

うん、今の時点では、わからなくていいぞ。

あと(わりざん)と書いたのは、

わりざんも同じルールっだからだ。

まぁそれは、次ぞ。回ゆっくりやるとしよう。

それでは、このルールを覚えて問題にとりくむぞ。

1、 +3×(+2)
まず、ここで、なぜ+2にかっこがしてあるかを説明しておこう。

説明するまでもないのだが、

かっこをはずしてかくぞ。

1、 +3×+2

・・・よくわからなくないか?

たすの?かけるの?

どっちなの~!?

となってしまう。

だから、かっこをつけた。

少し難しくいうと、

記号同士のぶつかりを、

かっこをつけることによってさけたんだな。

ということで、符号(+、-)が、

×とか÷とぶつかりそうなときは、

+とかーにかっこをつけてくれ。

では、計算に入っていこう。

まず、この二つの数字の符号をみてほしい。

+3、+2

両方とも+だろう?

ということはここで、ルールその1。

同じ符号同士は+になる


ということで、答えの符号は+というわけになる。

最後は数字のかけざんをして、

3×2=6

これに符号をつけて+6

よって、+3×(+2)=+6

となる。

どうだった?

そこまで難しくないだろう?

演習問題は最後にやるとして、

では、第2問だ。

2、 ―2×(-1)

今度はー2とー1のかけざんだ。

-1のかっこについては、

さっきの第1問の説明と同じになるので省略。

では、符号を見て行こう。

-2とー1の符号はどちらもマイナスだ。

つまり、ルール その1、

同じ符号同士は+になる

が適用される。

つまり、つまり・・・

+になってしまうわけだ!!

ふーんで終わる君はそれでいい。

ふーんでおわらない君のために少し解説。

ここは、読み飛ばしてもいいよ。

・・・

正負の数のかけざんわりざんは、

+は正の方向へ行くのよ!
―は負の方か反対へ行くのよ!

とそれぞれ主張している状態だと思ってほしい。

この問題では、

負の方向へ行くのよ!と主張してきたー2に対し、

反対へ行くのよ!とー1が答えているわけだ。

負の反対といったら正だね。

だから正の符号となる。

ここは、難しいから、

ここまでにしておくけど、

もっといい説明があったら、

ぜひとも教えてほしい。

・・・

ということで、答えは、

―2×(-1)=+2

となる。

少し問題を解くだけでも自信がついてくるだろう?

では次の問題だ。

3、 -3×(+2)

まず、それぞれの符号をみるんだったね。

-3、+2

―と+が混ざっている。

さてここで、ルール その2

違う符合はーになる。

―と+は違う符号だ。

だから、このルール その2を使って、

答えの符号はマイナスになる。

ふーんで終わらない君、

ここは、+より、-の方が力が強いと思ってくれ。

そのほうが理解しやすいだろう?

そして、数字同士のかけざんをして、

3×2=6

符号を入れると、

-3×(+2)=-6

となる。

一気にここまで駆け抜けてしまったが、

質問はないか?

もしあったら、コメントに残しておいてくれ。

よしでは最後だ。

これは、特殊・・・でもなんでもない。

ちょっといたづらっこが隠れているだけだ。

4、 ―(-1)

みんなはこういう書き方はしないだろう?

3のことを1×3とか、

-4のことを1×(-4)とか。

これは、計算すれば確かに3やー4になるけれど、

『1×』というのは書かないというルールで小学校からきたね。

この第4問も同じなんだ。

これは、

4、 ―(-1)=-1×(-1)

『1×』が隠れていただけなんだよ。

では計算してしまおう。

-1、-1

符号はーとーで同じだから、+になるね。

さらに、数字同士を掛け合わせると、

1×1=1

よって、

4、 ―(-1)=1×(-1)=+1

答えは+1になる。

さて、今日は長くなったが、

正負の数のかけざんをやった。

ルールを復習しておこう。

ルール(かけざん・わりざん)
その1 同じ符号同士は+になる
その2 違う符合はーになる

次回はわりざんもやってみるから、

少し復習しておくように!

それでは今日はここまで!