現役先生が教える学校を楽しくする方法

先生としての実体験や学んだことを書いてます

最近流行りのキラキラネーム! ~あなたなら、どうやって読む?学校の先生の取り組み~

最近キラキラネーム、流行ってますよねえ・・・

私のいる中学にもそろそろキラキラとよばれる子達の

名前が入ってきて、

「うあああああ~よめん!!ふり仮名!!ふり仮名ください!!」

と焦っています。

個人情報の都合でここにはそのキラキラネームの子達の名前がかけないのですが、

よくもまぁこの字をあてて、こう読ませるな・・・

という子達はたくさんいますよ。

そんな中、

おもわず、共感してしまったのがこの記事。

woman.excite.co.jp

小学校の先生みたいですけど。

わかる!!

 

まず基本どうあがいても読めない子達は、

漢字練習します。

もちろん勤務に入っていませんよ、

そんなの!

でもそうしないと、

悲劇が・・・

「学校の先生なのに私の名前も読めないの?」

なんていわれた日には・・・

そういう、先生のミスって、

おどろくほど早く、

クラス中に広がるんですよ。

そして、

先生を馬鹿にする態度をとるようになってきたら・・・

学級崩壊ということにつながる事例も少なくないのです。

特に読めなかった子が、

リーダー格の子だったりするとね。

だから、先生はある程度、

出来る限り、

そういうミスを減らすように、

努力しておかなければならないのです。

例え、

新学期が始まる、ものすごく忙しいときであってもね。

それが春休みです。

 この先生も春休みに子供の名前の漢字を

 覚えるために、

 努力されてるんですね。

 たった1年だけしか使わない漢字であっても、

 ですよ?

 先生の1年と、

 子供の1年は、

 同等ではありませんからね。

 たった1度しかやってこない、子供たちの1学年。

 できるだけ、

 気持ち良くすごさせてあげたいじゃないですか。

 そのためだったら、

 先生って限界まで、がんばっちゃう生き物なんですよ。

 あ、一つ訂正しておきたいのは、

 私も、このインタビューに答えてる先生も、

 別に、キラキラネームを否定しっているわけでは、

 ないですよ?

 ただ、普通に読めないから、

 ある意味普通に読める子達よりも配慮が必要ってだけで、

 特に気にしていません。

 むしろ、キラキラネームの子達の方が、

 顔覚えるの、早いのですよ。

 お、こいつは、これにこう書いて、こう読む、あいつだ!

 みたいに、

 漢字練習してる分、

 愛着がわくというか、

 ぱっと名前が出てきます。

 そういう点で、キラキラネームっていいですよね。

 日本で唯一の名前、

 かっこいいじゃないですか!

 あ、また話がそれました。

 すみません。

 とにかく、名簿が届いた時点で漢字練習です。

 他の書類に漢字表記したりもしますしね。

 県とか学校によりけりなのかもしれませんが、

 出席簿をみながら、

 名前を呼んで、

 「はい、元気です」

 とかやるところは(うちはやりますが)

 まずびくびくです。

 ぜっっっったいにまちがえられないからです。

 大人だっていやでしょう。

 自分の名前間違えられるの。

 子供はトラウマになりますからね。

 私の友達で、

 珍しい苗字の子がいたのですが、

 間違えられ度に、

 何か物を投げつけていた記憶があります。

 今から思えば、

 先生たちもっと連携すればよかったのに・・・

 と、先生になった今、思います。

 話を戻すと、

 私は新任から数年たつまでのころは、

 ひらがな名簿を作り、

 こっそり出席簿にはさんで、

 出欠をとったものです。

 もちろん漢字練習もした後でね。

 そのころはキラキラネームはほとんどありませんでしたが。

 それくらい、

 学校の先生はキラキラネームに対して、

 準備を万端にして、

 挑んでいます。

 もう一つ、

 キラキラネームのいいところがあります。

 それは、

 大概、いい漢字を寄せ集めた名前が多いことです。

 会話形式でみてみましょう。

 「しかし、○○の名前っていい名前だよなあ。

 宇宙の《宙》に《跳》で○○だろう?

 将来大物になるんじゃないか?」(漢字は仮名です)

 「そうですかね。

 オレ、読めないって言われて嫌いなんですけど。」

 「簡単には読ませないぜ!

 って自慢しとけば、いいんだよ。

 せっかくいい名前つけてもらったんだからさ、

 テレビでもふり仮名ふってもらうくらいの

 労力使わせてやろうぜ。」

 キラキラネームの子達は、

 名前の漢字の珍しさが故に、

 話しかけやすいんです。

 特に名前のことだから、

 返事もしてくれやすい。

 さっきの会話は、

 実例を元にしたものです。

 キラキラネームの子達は、

 『普通の名前がよかった』と

 悩んでいる場合が多いです。

 そこを励ましてあげれば、

 今後の生活にも役立っていきやすいというものです。

 今回の記事をまとめると、

 先生たちは、キラキラネームの子達に対して、

 きちんと読めるように対策をしていること。

 覚えるのに、苦労はするけど、

 その分他のところで、

 きちんといかしていること。

 決して、キラキラネームを嫌っているわけではないこと。

 (たまにいるんだとね、名前でひねくれてる生徒。)

 また、キラキラネームも、

 全部が全部、悪いことではないということ。

 もし自分がキラキラネームで悩んでいるなら、

 ぜひ私に相談してくれるとうれしいな。

 きっと、みんないい名前だから。

 それに気づいていないだけなんだ。

 先生たちは、覚えるのには苦労するけど、

 決して、君たちのことを、

 嫌っているわけじゃないよ。

 ぜひそれだけは覚えていてほしい。

 それではまた!