マイナスがわからない!? ~マイナスの世界を知ろう~
中学校に入ってすぐの君には、
数学では、マイナスの世界が待っている。
もちろんこれをクリアできなければ、
先へ進んでもわからないと先生は言う。
(マイナス使わないのもあるっちゃあるが、
一応どこかで必ず、マイナスにぶち当たる)
「やばい!!わたし、よくわかんないよ!」
それでも授業は先へ進む。
・・・
そんなことが毎年繰り返され、クラスに2人はいて、
はい!数学嫌いのできあがり!
まだ中1の君には早いかもしれないが、
中3の君にはわかるだろう。
そう、受験でマイナスができないなんて、
絶対どこも受からない。
受験の一問目は大概、正負の計算だ。
そんな子たちを作り上げてしまう先生に、私としては、文句を言いたいのだが、
先生は先生で忙しいんだ。
大人には大人の事情があって、
授業は遅れちゃいけないし、
定期テストまでにはここまでと決められた範囲を終わらせなきゃいけない。
若い先生ならなおさら、
授業の進み具合を気にするだろう。
先輩方にいろいろ言われるからね。
かわいそうに。
・・・ということで、
マイナスの世界が良くわからなかったそこの君!
このブログにたどり着いたということは、
まだ大丈夫。
一緒にマイナスの世界についてみていこう。
今回は「マイナスの世界の仕組み」だけわかってくれればいい。
文章だけで、できる限りわかりやすく説明してつもりだが、
わからなければ、コメントを残してくれると助かります。
そこのところ、お願いします。
まず、マイナスの世界を一言で表すならば、
《ヨーロッパのエレベーター》だ!
といってもピンとこないと思うので、
まず、普通にエレベーターを考えてみよう。
・・・B3階,B2階,B1階.1階、2階,3階・・・
というふうに、階数がならんでいるはずだ。
ここまではいいかな?
もしわからなければ、近くの大きなデパートへいって確認してくれ。
これは、横並び並んでいるけれど、
読み勧めている君ならわかるはずだ。
右にいくほど数字は増える
それは、B3階からみて、階が上がっていくのと同じだ。
反対に、左へいくほど、小さくなる。
もしここがわからなければ、
とりあえず、先へ進んでくれ。
この数字の並び、何かに似ていると思わない会?
↓
↓
↓
これだけでわかった君は天才だ*
このBをマイナスの記号に置き換えてしまおう。
―3、-2、-1,1,2,3
となる。
ただおきかえただけだからね!
ここで嫌いとか言わないで!
よく授業で私もいうのだが、
わからない、と思うと、
頭の中で、シャッターが、
がらがらがらとおりてくるんだ。
心理学的にも証明されていることなんだ、これは。
シャッターがおりてしまえば、
「わかる」世界への道が閉ざされてしまう。
それじゃあ、その時間はサッカーでもやった方がマシ、
ということになる。
そういうことをおこさないために、
こんなふうに思ってから数学へ挑もう。
「私天才。こんなの、ちょっと考えればできちゃうのよね~」
うん、書き出してみるとちょっとナルシストはいっているが、
基本はこんな感じだ。
そうすることで、頭のシャッターがあく。
そうすれば、頭に数学がはいってくる。
そういう寸法だ。
よくできていうと思わないかい?
しかも思うだけで、超簡単だ。
ちょっとナルシストはいっているくらいの方が、
勉強はできるのだ。
ちなみにさっきのは、
他の教科でも使えるので、
試してみてくれたまえ→これがナルシスト(笑)
さて、本題に戻ろう。
Bを書き直しただけのものが、
―3、-2、-1,1,2,3
というところまでだった。
ここのー1と1の間に0(ゼロ)を入れてみよう。
―3、-2、-1,0、1,2,3
はい、マイナスの世界へようこそ!
これでマスターしたね!
ん?まだよくわからない?
それに《ヨーロッパのエレベーター》のことが説明されていない?
おおっと失礼!
授業でもたまにやるんだ、自己完結。
0がはいったからといって、
特に大きな変化はなくないか?
右へいけば大きくなるし、
(エレベーターだったら階数は上がっていく)
左へいけば小さくなる。
(エレベーターだったら階数は下がっていく)
ただそれだけ。
それがマイナスの世界。
そして、《ヨーロッパのエレベーター》は、
地上階が0階という国があるんだ。
日本は地上階が1階なので、
わざとヨーロッパの、とした。
ただ、私が子供のころ聞いた話だから、
今は変わってしまっているかもしれないので、
詳細は社会の地理の先生に確認してくれ。
まちがっても、政治の先生には聞かないでくれよ。
先生が「わからない」なんて答えられないからね。
一ついいことをばらしておこう。
君たちは先生が、
「今ちょっと忙しいからまたあとで~」
「自分で調べなさい」
「あとで調べておくよ」
と、質問しにいったときにいわれたとしよう。
もちろん本当に忙しかったり、
自分で調べたほうがよかったりするのかもしれないが、
こういうときは、8割がた、その先生は答えがわからない(笑)
先生を擁護することになってしますけれど、
先生だって人間だ。
さっき話した頭の中のシャッターがおりているときもあれば、
本当にわからないときもある。
「あとで調べておくよ」
なんて、今知ってたら、いわないと思わないかい?
というわけで、
今回のまとめをしておくと、
「先生だって人間だ!」
・・・じゃなかった、
「わからない」は思わない!
なんでもわかるよ俺天才だよの、ナルシストになれ!
マイナスの世界は《ヨーロッパのエレベーター》!
以上、授業終わり!